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新しいFRB議長は「先を語らない」と決めた:予測できない時代の投資

8月28日の夜、日本時間の23時から、ワイオミング州ジャクソンホールでの講演が予定されていました。米連邦準備制度理事会(FRB)の議長が毎年この時期に話す場で、市場が金融政策の手がかりを探しにいく恒例のイベントです。 今年は特に注目されていました。議長が5月に交代したばかりで、ケビン・ウォーシュ氏にとって就任後初めてのジャクソンホール講演だったからです。本人が講演のなかで「議長就任100日目をこの […]

2026年上半期の日本株を振り返る:インデックス×高配当の二刀流はこの荒波をどう乗り切ったか

2026年も、ちょうど折り返し地点に来ました。上半期の日本株を一言で振り返るなら、まるでジェットコースターでした。2月に最高値を更新したかと思えば、3月には急落して年初からの上昇分の大半を失い、その後はAI・半導体株に牽引されて急回復。6月には日経平均が史上初の7万円台に乗せ、下旬には7万2000円台まで最高値の更新を続けました。 こうして振り返ると、AI・半導体に乗れた人は大きく勝ちました。では […]

日銀が31年ぶり1.0%へ利上げ——私の高配当株はこう動いた

2026年6月16日、日銀が利上げを決めました。政策金利を0.75%から1.0%へ。これは約31年ぶり、1995年9月以来の水準です。「金利のある世界」が、いよいよ本格的に戻ってきたことを実感する一日でした。 先週、私は「利上げは高配当株の敵か味方か」というテーマで、保有株を金利感応度で3つのタイプに分けて点検する枠組みをご紹介しました。日銀は実際に利上げを決めました。ですから今日は、その答え合わ […]

第二次高市政権が放つ「国策」の矢:防衛・宇宙産業の「デュアルユース」革命

2026年2月。第二次高市政権の誕生は、日本の株式市場、とりわけ「重厚長大」産業にとって戦後最大級のパラダイムシフトとなりました。 これまで、日本の防衛費は常に「財政を圧迫する必要なコスト(支出)」として語られてきました。しかし、高市首相が掲げる「高市ドクトリン」は、この積年の常識を根底から覆しました。防衛力を単なる盾ではなく、「国家の成長エンジン(投資)」および「経済安全保障の基盤」として再定義 […]

スポーツ・エコノミーの逆襲:「ファッション」を捨て、「機能(Performance)」を買え

2026年、皆様は「スポーツ銘柄」にどのようなイメージをお持ちでしょうか?かつて市場を席巻した、レアなスニーカーを求めて行列を作るような「熱狂」は、もはや過去の遺物となりました。 今、世界のアスレチック・フットウェア市場は、2026年に1,527.8億ドル(約23兆円)へと拡大し、2034年には2,300億ドルを突破すると予測される巨大な成長産業へと進化しています。特筆すべきは、その内訳です。市場 […]

「賃上げ日本」の勝者たち:2026年、労働市場を採掘する「ツルハシとジーンズ」企業

「人手不足で倒産」「賃上げが利益を圧迫」――。 メディアの見出しに並ぶ悲観的な言葉に、多くの経営者は頭を抱えています。しかし、投資家の視点は常に冷静、かつ冷徹でなければなりません。かつてゴールドラッシュで最も巨万の富を築いたのは、一攫千金を夢見て金を掘った男たちではなく、彼らに「ツルハシとジーンズ」を売った商人でした。 2026年の日本経済において、この「ツルハシ」を売っているのが、人材プラットフ […]

大阪IRの勝算:オリックスと大林組が握る1.5兆円の夢洲―IR・カジノシリーズ①

2025年10月、世界中を熱狂させた大阪・関西万博が幕を閉じました。しかし、その舞台となった人工島「夢洲(ゆめしま)」に、いわゆる”祭りのあとの静寂”は訪れていません。むしろ、表層的な熱狂は「地上」から「地下」へと深く潜り込み、次なる巨大なエネルギーとなって力強く胎動しています。 2026年6月現在、大阪IR(統合型リゾート)の建設現場は、2025年4月の起工から約1年2ヶ […]