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2026年

大阪IRの心臓部を握る「ガラパゴス技術の逆襲」:カジノ「OS」のコナミ、IPのセガサミー・円谷―IR・カジノシリーズ②

前回は、夢洲という「土地」と、そこに建設される「ハコ(施設)」に焦点を当てました。総投資額約1.51兆円。しかし、投資家としての視点を持つならば、興味の対象を「建物」からその「中身」へと移さなければなりません。 巨大なIRのフロアにおいて、24時間365日、一瞬の休みもなく稼働し、チャリンチャリンとキャッシュを生み出し続ける真の主役。それは、煌びやかな光を放つ「ゲーミングマシン」という名の集金装置 […]

1.5兆円の「黄金の島」:オリックスと大林組が握る大阪IRの勝算―IR・カジノシリーズ①

2025年10月、世界中を熱狂させた大阪・関西万博が幕を閉じました。しかし、その舞台となった人工島「夢洲(ゆめしま)」に、いわゆる”祭りのあとの静寂”は訪れていません。むしろ、表層的な熱狂は「地上」から「地下」へと深く潜り込み、次なる巨大なエネルギーとなって力強く胎動しています。 2026年6月現在、大阪IR(統合型リゾート)の建設現場は、2025年4月の起工から約1年2ヶ […]

大地をハックする「食料製造業」の誕生:2026年、スマート農業が描き出す投資の地図―アグリテックシリーズ③

2026年という節目は、日本農業が「経験と勘」に依存する伝統的な産業から、データとAIが最適化を司る「製造業的情報産業」へと脱皮した年として記憶されるでしょう。 この変革の起点となったのは、2024年に加速した「食料・農業・農村基本法」の改正と、それに伴う「スマート農業技術活用促進法」の施行です。かつて農業は、高齢化と担い手不足に喘ぐ「衰退産業」の代名詞でした。しかし、政府が食料安全保障を国家の最 […]

食料自給率38%の日本を支える、「食料インフラ」銘柄5選

スーパーで買い物をするたびに、地味な値上げを実感しています。卵、食用油、パン、輸入牛肉——気づけば数年前とはずいぶん値段が変わりました。円安が続き、世界的に食料の奪い合いが起きている今、「日本はいつまで、必要な食料を海外から普通に買えるのだろう」と、レジ袋を下げながらふと考えてしまうのです。 その不安の根っこにあるのが、食料自給率38%という数字です(カロリーベース、2024年度/農林水産省)。日 […]

「AIを使う」から「AIで稼ぐ」へ。2026年、市場を席巻する『フィジカルAI』銘柄の条件

2026年、東京株式市場は決定的な転換点を迎えています。 かつて投資家を熱狂させた大規模言語モデル(LLM)を中心とする「情報のAI」ブームは一段落し、いまや知能そのものはコモディティ化(一般化)されました。 2023年から始まった生成AIの爆発的普及は、2025年までにデジタル空間における「知能の価値」を劇的に押し下げました。情報の整理やコンテンツ生成は「できて当たり前」の標準機能となり、差別化 […]

金利上昇を「追い風」に変える強気な成長株:キャッシュフローで選ぶ2026年の評価軸

2026年1月、日本の金融市場は歴史的な大転換の真っ只中にあります。 四半世紀に及んだデフレと超低金利という「長い冬」が完全に終わりを告げ、私たちは新たな「金利ある世界」という定着フェーズへと足を踏み入れました。 2026年1月23日の日本銀行金融政策決定会合において、政策金利は0.75%程度に据え置かれましたが、これは嵐の前の静けさに過ぎません。市場のコンセンサスは、2026年末までに金利が1. […]

2026年のテンバガー候補はどこだ?「期待」を「実績」に変えるグロース株・5つの鉄則

2026年、東証グロース市場を包んでいた「魔法」は完全に解けました。 かつて「将来の可能性」という甘美な言葉だけで株価が形成された時代は終わり、真の実力を持つ企業のみが生き残る「残酷な選別の時代」が到来しています。投資家はもはや物語(ストーリー)を買いません。彼らが求めているのは、極めて冷静な計算式と、それを裏付ける実証的なデータです。 この変貌の主犯は、日本の金融政策が舵を切った「金利正常化」で […]

配送ロボットは街に出たのか:ラストワンマイル自動化の現在地と4社―物流革命シリーズ③

ネット通販で注文した荷物を受け取るとき、配達してくださる方に「ありがとうございます」と声をかけます。あの一連のやりとりが、いつかロボットに置き換わるのだろうか——そんなことを、ときどき考えます。 「配送ロボットが街を走る時代が来た」という話は、たしかによく耳にするようになりました。ただ、正直に申し上げると、それはまだ限られたエリアでの話です。少なくとも私の生活圏で、ロボットが荷物を運んでいる姿を見 […]

倉庫の自動化はもう実用段階:物流DXを支えるマテハン3社の現在地―物流革命シリーズ②

通販で注文した荷物が、翌日には玄関に届く。すっかり当たり前になりましたが、あの荷物が倉庫の中でどう扱われているかを想像することは、あまりないと思います。私も投資を始めるまでは考えたこともありませんでした。 その倉庫の中では、いま人の姿が確実に減っています。ここが今日の話のポイントなのですが、高速道路を走る無人トラックはまだこれからの段階である一方、倉庫の中の自動化は、すでに実用段階に入っています。 […]