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投資哲学

私が投資で一番後悔している失敗:他人の「確信」に乗り続けた数年間

「投資で一番後悔している失敗は何ですか」——もしそう聞かれたら、私は迷わずこう答えます。それは、流行りのテーマ株に、次々と飛びついたことです。 太陽光発電、土のいらない新しい農業、米国における大麻ビジネス、お掃除ロボット……。 「これから来る」と言われた銘柄を、私は数年にわたって買い続けました。幸い、いつも少額ずつの投資だったので、致命的な痛手にはなりませんでした。でも、お金の損得以上に大事なこと […]

中東のある国で学んだ「お金の真実」:なぜ日本は恵まれているのか

埃っぽい大通りを、真新しい大型のランドクルーザーが一台、ゆっくりと走っていきます。 日本で見かけるよりも早い最新モデルで、磨き上げられたボディが砂混じりの陽光を跳ね返していました。その数メートル横では、舗装の剥がれた歩道に座る人々が、その日の糧をどう得るかという表情で行き交う車を眺めています。電線は無造作に垂れ下がり、停電は日常茶飯事。これは、私が長い戦乱からの復興の途上にある、中東のある国に滞在 […]

なぜ私は「含み益」を見ないようにしているのか:高配当投資の心の置き方

「今日も上がった。よし、もう一度確認してみよう——」 証券アプリを何度も開いては、含み益の数字を確認する。株価が上がっていると嬉しくなり、少し下がっただけで「また見ないほうがいいかな」と微妙な気持ちになる。そういう経験、ありませんか? 私もかつて、まったく同じでした。80銘柄超を保有する今も、相場が大きく動いた日は「今の評価額はどうなっているだろう」と気になります。それが人間というものだと思ってい […]

靴磨きの少年とキオクシア:なぜ私は660%上昇株に乗らないのか

先日、スーパーで買い物をしていたとき、隣にいたカップルの会話が耳に入りました。 「キオクシア、買った?やばいよね、あれ。もうちょっと早く買っておけばよかった」 おそらく20代前半の、ごく普通の若いカップルでした。スーツでも金融関係者でもなく、カゴにはお菓子とコーヒーが入っていました。その瞬間、頭に浮かんだ言葉があります。 「靴磨きの少年」 これは投資の世界に伝わる有名な逸話です。1929年の世界恐 […]

暴落を待つ現金、私は日経平均ではなくTOPIXを見ています

「暴落が来たら、そのときに買えばいい」——高配当株を長く持っていると、誰もが一度はこう考えます。私もそうでした。安くなった優良株を拾えれば、その後の配当利回りはぐっと良くなる。理屈のうえでは、暴落は絶好のチャンスです。 ところが、いざその瞬間が来ると、たいていの人は動けません。株価が急落しているときは、決まって「もっと下がるかもしれない」という空気に包まれているからです。周りが総悲観のなかで、震え […]