AI半導体・最後の一滴:地政学リスクを逆手に取る「超純水」の支配者銘柄たち

19世紀のゴールドラッシュにおいて、最も富を築いたのは金鉱を掘り当てた者ではなく、彼らにスコップやジーンズを売った商売人であった――。投資の世界で語り継がれるこの格言は、現代のAIブームという「デジタル・ゴールドラッシュ」においても驚くほど忠実に再現されています。 投資家の視線は、金の採掘者に相当するエヌビディアや、採掘用のスコップを提供する東京エレクトロン、ASMLといった半導体製造装置メーカー […]

金利復活の2026年:銀行株の『真の勝ち組』を選別する3つの視点

2026年1月。日本の金融市場は、長きにわたる沈黙を破り、新しいフェーズへと突入しました。 先月12月の金融政策決定会合において、日本銀行は政策金利を0.75%へと引き上げることを決定。これは約30年ぶりとなる歴史的な高水準です。もはや「いつか金利が上がるかもしれない」といった期待や観測で動く時期は終わりました。金利上昇は、すでに銀行の収益を押し上げる「具体的な決算数字」として表れ始めている抗いよ […]

時価総額より価値のあるビルを持つ会社:実質PBRで探す隠れ資産株

PBR(株価純資産倍率)という指標を眺めていて、ときどき引っかかることがあります。同じ「PBR1.2倍」でも、中身がまったく違う会社が並んでいるからです。 特に気になるのが、都心に古くから土地やビルを持っている会社です。数十年前に買った土地が、いまも当時の値段で帳簿に載っています。それが本当なら、会社全体の値段(時価総額)より、持っているビルの価値のほうが高いという状態も起こり得るはずです。 この […]

波乱の2026年をどう生き抜くか?投資家が注視すべき5つのリスクと立ち回り戦略

2024年から2025年にかけて、世界の株式市場は「想定以上の底堅さ」を見せつけました。相次ぐ利上げの波に耐え、インフレ沈静化への期待を支えに、株価は歴史的な高値圏を維持してきました。 しかし、2026年はいよいよその「真価」が問われる年となります。 これまでの金融引き締めや財政政策、そして激しい為替変動がもたらした影響が、企業の決算や実体経済の数字として明確に表れる時期だからです。投資の世界はい […]

決算短信の『言葉』が変わったら要注意:減配前の企業が使う言い回し

高配当株の減配リスクは、EPSや配当性向、キャッシュフローといった数字で見抜く——これが基本です。私も、保有株を点検するときはまず数字から入ります。ただ、投資を続けるうちに、もうひとつの予兆に気づくようになりました。それは、企業が使う「言葉」の変化です。 決算短信や中期経営計画を何年も読み比べていると、業績が本格的に崩れる前に、配当方針の言い回しがそっと後退していることがあります。数字はまだ悪化し […]

暴落を待つ現金、私は日経平均ではなくTOPIXを見ています

「暴落が来たら、そのときに買えばいい」——高配当株を長く持っていると、誰もが一度はこう考えます。私もそうでした。安くなった優良株を拾えれば、その後の配当利回りはぐっと良くなる。理屈のうえでは、暴落は絶好のチャンスです。 ところが、いざその瞬間が来ると、たいていの人は動けません。株価が急落しているときは、決まって「もっと下がるかもしれない」という空気に包まれているからです。周りが総悲観のなかで、震え […]

TOBを待ちながら配当ももらう:親子上場解消株3選

投資をしていると、「待つ」時間がとても長く感じられることがあります。特に、いつ起こるかわからない出来事を待つのは、なかなかに忍耐が要ります。今日ご紹介するのは、まさにその「待ち時間」をテーマにした投資です。 キーワードは親子上場の解消です。親会社と子会社が両方とも上場している状態を、東証が問題視するようになり、親会社が子会社をTOB(完全子会社化)で取り込む動きが増えています。TOBが発表されると […]

減配の『予兆』を見抜く:損切りすべきサインのチェックリスト

「高配当株は、多少下がっても売らなくていい」——高配当株投資をしていると、必ずと言っていいほど耳にする言葉です。私自身、この考え方に基本的には賛成です。稼ぐ力が健在な会社なら、一時的な株価下落はむしろ買い増しのチャンスになります。実際、私が保有株の含み損に動じないのは、その会社の数字を信じているからです。 でも、この言葉には危険な落とし穴があります。「下がっても売らなくていい」を思考停止の言い訳に […]

2024年問題を追い風に変えた鉄壁ゼネコン:受注残1年分の高配当株3選

建設業界で「人手不足が深刻」というニュースを見るたび、私は正直、少しだけニヤリとしてしまいます。「大変そうだな」ではなく、「これはむしろチャンスかもしれないな」と。ひねくれていると言われればその通りなのですが、投資の世界では、みんなが「危ない」と思っている場所にこそ、放置された宝が転がっていることが少なくありません。 人手不足、残業規制、資材高。確かに建設業界は逆風の只中にあります。でも、その逆風 […]

【連続増配株】10年後に「自分年金」を作る、増配の加速度が凄いお宝株3選

「10年前に、今の三菱商事や東京海上HDを仕込んでいたら……」 投資家なら一度は考えたことがある「IF」ではないでしょうか。例えば、東京海上HD(8766)の配当金は、この5〜6年で約2.8倍にまで膨れ上がっています。もしあなたが10年前に同社を今の株価よりずっと安く買っていたなら、自分の買った値段に対する利回り(Yield on Cost, YOC)は、今や15%という驚異的な数字に達しているは […]