FIREはしません。でもFIは欲しい:引退後の生活を少し考えてみた
投資の話をしていると、「FIRE」という言葉が出てこない日はありません。Financial Independence, Retire Early の頭文字で、日本語では「経済的自立と早期退職」と訳されます。 私はこの言葉が、少し不便だと感じています。4つの単語が1つにまとまっているせいで、前半と後半を切り離して考えられなくなっているような気がするからです。 私が欲しいのは、前半の「Financia […]
投資の話をしていると、「FIRE」という言葉が出てこない日はありません。Financial Independence, Retire Early の頭文字で、日本語では「経済的自立と早期退職」と訳されます。 私はこの言葉が、少し不便だと感じています。4つの単語が1つにまとまっているせいで、前半と後半を切り離して考えられなくなっているような気がするからです。 私が欲しいのは、前半の「Financia […]
配当利回りは、便利な数字です。3%、4%と並べれば、どれがお得か一目で分かった気になります。ただ最近、私はこの数字の弱点をよく考えるようになりました。配当利回りは、今この瞬間を切り取った数字にすぎないということです。 たとえば利回り3%の株を買ったとします。その会社が10年間同じ配当を出し続けたら、10年後も利回りは3%のままです。ところが配当が毎年増えていけば、買った値段に対する利回り(YOC) […]
あなたは、投資の話を誰かとしますか。 私はほとんどしません。9年続けていて、80銘柄以上を持っていて、それでも実生活で投資の話をする相手は、妻と、母だけです。母は、私に最初に投資というものを教えてくれた人でもあり、今でも大切な相談相手です。それ以外の人と、自分の投資の話を深くしたことは、ほとんどありません。 ところが、こうしてブログでは毎週のように投資の話を書いています。しかも、自分の失敗まで並べ […]
「配当は利益から支払われる」——私はずっと、そう思っていました。ですから配当が続くかどうかを見るときも、まずは利益を確認していました。 でも、あるとき気づいたのです。配当は現金で振り込まれます。私の口座に入ってくるのは、帳簿上の利益ではなく、実際のお金です。ということは、企業の側も現金で払っているはずで、手元に現金がなければ、いくら黒字でも配当は続けられないということになります。 そして会計の世界 […]
投資の話をするとき、私たちはつい「何を買うか」ばかりを考えてしまいます。でも最近の私は、やっていることより、やらないと決めていることのほうが、実は大事かもしれないと思うようになりました。 私にはいくつか、「これは絶対にやらない」と決めているルールがあります。そしてその多くは、立派な理論から導いたものではありません。実際にやってみて、失敗して、痛い思いをして学んだものです。 今日は、その失敗も含めて […]
この10日ほどで、為替が驚くような動き方をしました。7月下旬に1ドル164円に迫るおよそ40年ぶりの円安をつけたかと思えば、日米の協調介入をきっかけに、8月3日には一時155円台まで一気に円高が進んだのです。わずか10日ほどで、約9円。為替の世界では、かなり大きな振れ幅です。 私はインデックス投資の主力をS&P500に置いているので、この動きをそのまま受け止めることになりました。正直に申し […]
「投資を始めて一番良かったことは何ですか」——もしそう聞かれたら、以前の私なら迷わず「資産が増えたことです」と答えていたと思います。実際、2017年から積み上げてきて、資産はそれなりの水準まで育ちましたし、配当も大きな額が口座へ振り込まれるようになりました。それは間違いなく、ありがたいことです。 けれども今、あらためて考えてみると、一番良かったのはそこではない気がしています。お金以外のところで、私 […]
投資を始めたばかりの頃の私は、1日に何度も株価アプリを開いていました。通勤電車で開き、昼休みに開き、寝る前にもう一度開く。当時は、それが「真剣に投資に向き合っている姿」だと思い込んでいました。 今の私は、月に一度しか見ません。株価アラートの通知はすべて切りましたし、含み益の画面もほとんど開かなくなりました。それでも資産は、あの頃よりずっと着実に増えています。見る回数を減らしたことが、結果的に投資を […]
米国のETFに「VIG」(Vanguard Dividend Appreciation ETF)という、少し変わった性格のものがあります。このETFは、配当利回りの高さで銘柄を選びません。選定の基準は「10年以上にわたって連続で増配してきたかどうか」。しかも、利回りが極端に高い銘柄はむしろ除外する設計になっています。 その結果、VIGの利回り自体は2%前後と、決して高配当とは言えません。それでも根 […]
私の高配当ポートフォリオは、盆栽のようなものだと思っています。80銘柄を超える株たちを、鉢の中の小さな木に見立てて、時間をかけて少しずつ整えていく。そんな感覚で付き合っています。 このブログではこれまで、「何を買うか」「どう持ち続けるか」を中心に書いてきました。高配当株投資は基本的に長期保有が前提ですし、私自身も頻繁に売買するタイプではありません。ただ、そうは言っても、これまでに売った銘柄がまった […]